高エネルギー物理現象論日本語公開済み
100TeVの将来円形型大型ハドロン衝突器(FCC‑hh)でZZγ生成を使い中性四重ゲージ結合の異常を探る予測
arXiv: 2607.25935v1
この論文は、将来の100テV陽子衝突器(FCC‑hh)でZZγ(Z Z γ)生成を使って「異常四重ゲージ結合」(aQGC)をどれだけ鋭く測れるかをシミュレーションで見積もした研究です。対象とした崩壊連鎖はℓℓννγで、1つのZが同じ種類の反対符号レプトン対(電子またはミュー)に崩壊し、もう1つのZがニュートリノ(検出不能)に崩壊し、さらに1つの光子が伴う最終状態です。解析では現実的な検出器応答を含めたシミュレーションを行い、深層ニューラルネットワーク(DNN)などの多変量手法で信号と標準模型(SM)背景を分けました。結果として、現在のLHCの制限に比べて最大でおよそ1桁の改善が見込めることが示されています。